6-7年ほど前の話。
大学時代に友達がたまたま画材屋の前を通り過ぎた時に目に入った真っ赤なピエロの絵が忘れられないと言っていた。
2-3年前の話。
美術館の前をたまたま通りがかった時にふと目に飛び込んできたピエロ。
それが、むかし友達が忘れられないと言っていたあの真っ赤なピエロだった。
思わず、そのまま美術館に入場し、ろくに知らないアーティストの作品を見て回った。
圧巻だった。
そのピエロはもちろんのこと、他の作品も等しく迫力があり、敵対心むき出しで、どこか寂しげな印象を受けた。
鴨居怜という1人間の全てが作品に詰まりきらずに溢れていた。
溢れんばかりのエゴ。満たされない承認欲求から来る敵意。
自身と世間とのギャップから生まれる陰鬱とした感情で溢れていた。
それが、当時の僕の心と激しくリンクしたんだと思う。
気が付いた時には泣いていた。
それからまたしばらく経ったのち、USのラッパーであるケンドリックラマーが新曲のMVをドロップしていた。
それがこちら。
見た時に衝撃を受けた。
鴨居怜の世界観まんま。
もう…そのまんま!!!
理想と現実。
虚像と実像。
天国と地獄。
このMVに載っているのは、鴨居怜の思考と完全にリンクしている。
是非、皆さんも一度、ケンドリックラマーのMVと鴨居怜の作品に触れてみて下さい。
そして、意見をコメントして頂ければ幸いです。
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